| 言葉 | 捉えてるもの | 施策の仮説 |
|---|---|---|
| 界隈消費 | 共通の関心の中で情報と信頼が回る | 誰を信じてて、どの場面で使うか |
| いたわり消費 | 自分や身近な人を大事にしたい動機 | 負担の少なさ、贈り物としての体験 |
| ドパガキ | 強い短時間の刺激を求める人や状態を揶揄する俗語 | 客のラベルにしない。状況を観察する |
| セロ活 | 癒しや、心身を整える行動を指すトレンド語 | 静かな体験、没頭できる時間 |
界隈は、年齢の箱より関心のつながりです。
博報堂とSHIBUYA109 lab.が2024年11月に共同研究を発表しています。KEENの2026年調査では、全体375名のうち界隈に所属してる人の91%が、情報に購買を左右されると答えたと報告されています。ただしこれは日本全体の比率ではないです。調査対象を必ず確認してください。
「いたわり消費」、最近生まれた言葉じゃないです。
2007年の商工会の資料にもう使用例があります。2024年の業界報道では休息向けの衣料やギフト需要が扱われてる。新しい用語かどうかと、需要が実際に変化してるかは、分けて見たほうがいいです。新語だから新しい現象、とは限らない。
刺激と休息を、同じ人が行ったり来たりしてます。
SHIBUYA109 lab.は「ドパガキ」をスラングとして説明していて、整える活動として「セロ活」を紹介しています。これらはチーム名でも医学的な診断でもないです。あと当然ですけど、この呼び名から脳内物質の状態は推定できません。名前に「ドパ」「セロ」が入ってるだけです。
スマホ疲れの数字は、対象を見てから読んでください。
同じ機関の2026年2月調査では、一都三県の15〜24歳の学生574名のうち62.2%がスマホ疲れ、67.6%がSNSの時間を減らしたいと回答しています。これは全世代の代表値ではないです。「若者はもうSNSを見ない」みたいな見出しにされがちなので、元の対象を見る癖を。
ここからは編集側の解釈です。同じ人が刺激と休息を往復してるなら、短い動画で入口を作って、そのあとは落ち着いて比較できる情報につなぐ、という設計もあり得ます。静かな投稿やクローズドな共有を「反応が弱い」と切り捨てないほうがいいかもしれない。
節約と贅沢も、普通に同居します。
McKinseyの2025年の国際調査では、ある分野では支出を抑えて、別の分野では積極的に使う動きが報告されています。わたしの食費と美容液代がまったく釣り合ってないのと同じです。価格に敏感かどうかは、人だけじゃなくて場面とカテゴリーで変わります。
流行語を一つ選んで、「調査対象/時点/観察された事実/自社への仮説/確かめ方」に分けて書く。世代全体の性格の話にしないこと。
身近な例と実務の提案は、本サイトによる説明用の仮説です。人物の発言は架空で、調査回答や利用者の証言ではありません。
この章の出典・参考資料(7件)
- 博報堂 / SHIBUYA109 lab.|界隈消費の共同レポート 2024-11-15公開
- KEEN|界隈レポート2026 2026-05-19公開 / 全体n=375
- 全国商工会連合会|身体に休息を与える「いたわり消費」 2007年資料 / 用語の以前からの使用を確認
- 繊研新聞|広がる「いたわり消費」と商品開発 2024-04-24公開 / 業界報道
- SHIBUYA109 lab.|2026年上半期トレンドと下半期注目キーワード 2026-09-09公開 / 上半期の観察と下半期の予測を含む
- SHIBUYA109 lab.|Z世代のアテンション・デトックス調査 2026-03-12公開 / 調査2026年2月、一都三県15〜24歳学生574名
- McKinsey|State of the Consumer 2025 2025-06-09公開 / 国際調査
