デザインで迷うときは、だいたい戦略が決まってないです。
色が決まらない、フォントが決まらない、っていうとき。センスの問題に見えるんですけど、実際は「誰に何を伝えるか」が決まってないだけのことが多いです。決まってないものを、見た目で決めようとしてるから無限に迷う。
| 戦略で決めること | デザインの判断へ | 休息ギフトでやるなら(仮の話) |
|---|---|---|
| お客さんと場面 | 写真、言葉、情報の量 | 忙しい家族に贈る場面 |
| 機能的価値 | 実演、比較、仕様 | 着心地、洗い方、サイズ |
| 情緒的価値 | トーン、色、質感 | いたわる言葉と、落ち着いた余白 |
| 買う前の不安 | 証拠と条件をどこに置くか | 交換、納期、包装をボタンの近くへ |
| 次にしてほしい行動 | ボタンと画面の優先順位 | 「サイズとギフト包装を選ぶ」 |
| 成果 | 何で評価するか | 購入、交換率、返品、再購入 |
一枚の紙に落とします。
①誰がどんな状態で来るか、②伝える価値を一つだけ、③信じてもらう根拠を三つ、④いちばん大きい不安、⑤メインのボタン、⑥避けたい印象、⑦測る成果。この七つ。飾りの希望を言うのは、これが埋まってからです。
BtoBは、社内で説明されることまで想定してください。
その人が気に入っても、上司に説明できなきゃ終わりです。利用者には使い方、決裁者には費用対効果、情シスには連携と運用条件。トップページに全部詰め込まずに、役割ごとに見つけられる見出しと詳細ページを用意する。
で、競合がみんな白と金なら、うちも白と金ですか?
棚に並ぶと全部「高級美容液です」って顔してるやつ。あれ、名前を隠したら誰も見分けられないと思うんですよね。かといって全部違うことをやると、今度は何の商品か分からなくなる。
| 市場での立場 | 見た目の仮説 | 見るべき成果 |
|---|---|---|
| リーダー | 広い人に分かる構造。今ある目印を続ける | 想起、理解、どれだけ届いたか |
| チャレンジャー | 今の不満と、乗り換える理由を主役に | 違いが伝わったか、比較、試用 |
| フォロワー | 慣れた導線に、自社だけの便利さを足す | 迷いが減ったか、購入完了 |
| ニッチャー | その人固有の言葉と、具体的な専門情報 | 納得度、有効な問い合わせ |
この対応表は本サイトの実務上の仮説であって、戦略理論が「ニッチャーなら黒」みたいに色を指定してるわけじゃないです。そんな万能ルールは無いです。
変えなくていい場所を、先に決めてください。
価格表の読み方、カート、フォームのラベル。この辺は使い慣れた形のままにしたほうがいいです。学習し直す負担をお客さんに払わせることになるので。個性を出すのは、見出しの言い方、構図、固有の色、図版のルール。ここに集中させる。
競合監査は、色と書体だけ並べても意味ないです。
同じお客さんが比べそうなブランドを選んで、価値・価格帯・色・書体・写真・約束・ボタンの言葉まで並べる。それで「カテゴリーの慣習として残すもの」「安心のために変えないもの」「識別のために変えるもの」を分けて記録する。
あと、低コスト戦略を「安っぽく見せること」と混同しないでください。安定して手に入る、買いやすい、総額が明快。それも低コスト構造と噛み合ったデザインです。わざわざダサくする必要はないです。
デザインに入る前に「このページを見た人が、何を理解して、何ができれば成功か」を一文で決める。これが書けないなら、まだ作り始めないほうがいいです。
身近な例と実務の提案は、本サイトによる説明用の仮説です。人物の発言は架空で、調査回答や利用者の証言ではありません。
